淡路玉ねぎ

兵庫県は北海道についでたまねぎの生産高が全国2位。
そしてその9割が淡路島で生産されます。
淡路島で作られた玉ねぎは甘くおいしいと評判で
テレビなどでもよく紹介されています。
でも、でもでも(子供の口癖)観光に来た人が言うんです。
どこで買えばいいですか
う〜ん難しい
今まで食べ比べたことがない(実家で作っているのにお金を出して買うバカはいない)
店に置いてある玉ねぎの産地が特定できない(みやげ物屋)
とりあえずテストしなければ

産地 品種 品種分類 水分量(多い順番) 硬さ 味(生)苦い順番 甘さ(電子レンジにて加熱)
  甘い順
加熱時の黒ずみ 消毒 二毛作
津名町安乎 2 やわらかい 5 5 4 あり あり
三原町 ファームパーク付近 もみじ 晩生 1 やわらかい 4 4 5 あり あり
五色町ウェルネスパーク もみじ 晩生 5 硬い 3 2 2 あり 無し
緑町 倭分 ターザン 中手 3 やわらかい 2 3 1 あり あり
五色町上堺 ターザン 中手 4 硬く弾力がある 1 1 2 あり 無し

注意
晩生品種の方が貯蔵に適し甘い、早生貯蔵に適さない
(晩生実がしまっている、早生やわらかいと一般に言われる)
水分量
一番多いのが三原町 ファームパーク付近
もみじなのに水分多い、
五色町の2種は畑で作られる
硬さ
育て方の違いで短期間で水分を多く与えるとやわらかく大きくなる
逆に五色町のものは上記の1.5倍以上の期間をかけて畑で作られた
ため小さく硬い
味(生)
たまねぎの主成分は、糖質、カルシウム、カリウム、ビタミンB1です。
甘さ、辛さは、たまねぎに含まれている硫化アリルという成分の量によって決まるようです。
尚、多いほど辛くなります、これは催涙物質の源でもあります。
スライスしてオニオンサラダとして食べられるのは早生
今回集めたものは(そのままかじる)
生ではとても食べられません
味(加熱)
加熱すると生で辛いものほど甘くなるようです。
実はここで実験中玉ねぎがこげてしまいました。
偶然かと思いましたが同じ様に加熱していくと同じ
結果になります。これは
ばれいしょをポテトチップにする際にも、このようなことが起きます。
これは、ばれいしょやたまねぎに含まれる還元糖が
グルコースやアミノ酸と高温で反応(メイラード反応)することが原因と思われます。
 たまねぎの場合は、甘いたまねぎの品種ほどうと起こりやすいようです。
甘い玉ねぎほどよくこげる。
消毒
きれいな玉ねぎほど多い

生産地により土の質が違います。
良い悪いとはいちがいにはいえません
また良くわかりません


淡路各地より5種類の玉ねぎを集めました。

津名町安乎


三原町 ファームパーク付近

五色町ウェルネスパーク

緑町 倭分


五色町上堺

五色町上堺
右−1皮むきました

津名町安乎


三原町 ファームパーク付近

三原町 ファームパーク付近
水分多い

五色町ウェルネスパーク

緑町 倭分


五色町上堺


電子レンジ


こげてしまいました


やり直し


2回目
黒印−津名町安乎
以降右周り順




わざと焦がしてみました。

焦げる順番は同じ

玉ねぎの出来るまで